タイトル: ヒラメ釣行記
釣 り 人: ベルデ@伊藤さん



[釣行日]  1月8日土曜日
[船宿]   大原 臼井丸
[釣り場]  大原沖
[天候]   曇り 北風やや強し
[海況]   波2mのち1m(大原では凪というそうです)
[釣り物]  ヒラメ
[釣り座]  右舷3番(乗船右舷9名左舷7名)
[道具]   竿 シマノ TRITON 30−300
       リール Abu Garcia T6600CL
      ライン PE4号
[仕掛け]  幹糸8号1m・捨て糸3号80cm
       ハリス6号針丸セイゴ17号孫針トレブレフック8号
       オモリ80号(蛍光緑塗装済)
[餌]    イワシ
[釣果]   ヒラメ 2枚(50cm1.1kg・48cm1.0kg)


1.大原ヒラメに急遽変更

 今週末は小玉さんのエコー号でシロギス狙い裏本命アオリイカ・ヒラメとの計画であったが、最近流行りの風邪に小玉キャプテンが倒れてしまった>>お大事に
ではではということで、上甲さんと最近調子の好い大原臼井丸さんのヒラメに決めたのが午後1時。気がつけば午後10時半には大原臼井丸さんでビールを呑んでいるのでありました。わはは。

 船宿に到着した時には北風がビュンビュン吹いていて、こりゃ明日はタフだわいと思っていたが、やはり朝になっても風が強く「ナライが吹いてるから船が揺れるよ」と女将さん。それでも船が出るのが大原である。わはは。

 そうそう、臼井丸さんは1階のトイレが洋式でしかもウォシュレットになっていました。ぢ主の私にとって、女将さんが菩薩様に見えたのは云うまでもありません。わはは。

 さて、6時半出船。垂直に立ち上がる波を乗り越えて港を出て、沖へ出ると波はそうでもなかったです。あくまでも相対的なものであって、かなり厳しいことには変わりはない。偶然御一緒したMLの大野さんはいきなりダウン。私も釣りを始めた頃は船に弱かったが、気がつけば強くなったもんだ。わはは。

2.ヒラメ釣り

 約30分沖へ走り、釣り開始となった。両ミヨシには臼井丸を代表する常連さんが陣取られる。そう、いきなり両ミヨシでヒット!! 1kg見当のヒラメが上がる。そして続いて上甲さんの右隣の二人もヒット!!ううむ。ミヨシから常連さん、おやぢさん、私、上甲さんと並んでいるのだがいきなり3人は抜かれてしまった。とほほ。
 イワシをバケツからすくい、鼻がけにして、トレブレフックを腹に掛けて、イワシから海に入れて、オモリを入れたらサミングしながら海底へ送る。底だちを1mくらいとって、船の揺れで一番下に下がっても錘が底につかないくらいの感じで。しかし、横流しなので、オモリがどんどん船下に入って底ダチが取れない。糸を出し過ぎて反対舷とマツッテしまった。反省。

 などとやっているうちに、ミヨシの名人たちはどんどんヒラメを上げて行く。すごいもんである。私など、イワシが毎回元気で上がってくる。隣の上甲さんもイワシを取られることが多くなっている。

 こういう時は、名人の釣り方を真似するのだ。タナは私よりもう少し低くて、船が下がるとオモリが海底を叩くような感じだ。なるほど。そしてイワシを付ける時は鮮やかでイワシが空中にいる時間が大変短い。なるほどなるほど。
 イワシの付け替えを真似してほれっとやってみると、鼻への掛け方が甘かったのか、いきなりイワシが針から落っこちて海中に消えていってしまった。とほほ。時間がかかっても仕方ないから丁寧にやろうと反省。

 名人が置き竿にしたので真似して置き竿にする。手持ちでやっていると、オモリが海底に当たった時の感触をヒラメがイワシをくわえた時と勘違いして大変なのだ。ううむ。
 イワシも元気がなくなってきたし、とはいえもうそろそろ流し替えだし、どうしたもんかなぁと思いつつ、置き竿にするとだんだん手返しが悪くなるんだよなぁ。ううむ。

 去年、2回ヒラメ釣りに外房へやってきた。最初は何の当たりもなかった。2度目は臼井丸さんで、ガンゾウとマトウダイを釣ってホームページに写真を載せていただいた。わはは。
 私の100回を迎えようとしている沖釣り経験の中で、本命魚として釣ったことのない魚はこのヒラメだけなのだ。カンパチもメダイもヒメダイもオニカサゴもマダイも釣った。ううむ。去年、ヒラメを釣りに来た頃は道具ダテもまだまだで、今一つ堅くてヒラメには向いていないリョービの「沖の瀬」なんかを使っていた。
 その後、気がつけば部屋の中は釣り道具で一杯になり、竿もなんだか知らないが長いの短いの堅いの柔らかいのとなんだかんだと増え続け、まぁそれなりにイッチョ前のことも云うようになってきたかなと。
 しかし、ヒラメだけは釣っていないのだ。どちらかといえば苦手意識が根づいていて、「今日も駄目だろうなぁ。大原まで来てクーラー空っぽで帰るのはシャクだから午後のハナダイ五目船にでも乗ってまぁお土産くらいは釣れると好いなぁ」なぁんて弱気になってしまうのであった。

3.釣れた!!

 今年も年初は大シケ渋々攻撃かなぁ。今日はこんな荒れた海に来るくらいなら、相模湾でアオリイカでも釣った方が良かったかなぁ。せっかくエギも買ったのに。とほほぉ。
 しかしである。竿先が急にズボッと突っ込んだ。ほえ?!これまでの船の揺れによる竿先の動きとはまったく違う。しかし、ヒラメというのは前アタリというのがあって、この段階ではヒラメがイワシをくわえているだけだから竿先を送り込んでやって、次の本アタリで竿先を上げて乗せるというのが基本ぢゃないのか?!
 ここで一気に合わせるのは「ビックリアワセ」といって素人が好くやるお馬鹿さんぢゃないの?!?
 でも竿先は突っ込んでる。どうしたら好いんだぁ?!?!パニックパニック!!
 ええいままよ!!と竿をキーパーから外しておりゃっと竿先を上げる。乗った!!生体反応がある。
 リールを巻くがドラグが緩くて巻けない。少し締めてリールを巻く。引かない。あちゃぁあ。デッキから出てきたノブ船長に「バレタぁあ」って哀しい顔をする。
 ではではと巻いていると、引き込みが。「ついてるよぉ」とノブ船長。わはは。
 上げてみると隣の上甲さんとオマツリ。いや、その隣の方とも祭っている。魚は海中に見えている。どうしたもんだ。「とにかく上げな」とノブ船長。強引に竿先を上げて魚を浮かせる。ノブ船長のタモが魚を捉える。そして絡んだ糸を外して下さった。
 みると孫針をしっかり呑み込んでいた。孫針はやはり必要なのだなぁ。

 しかしまぁ、なんだか知らないうちにヒラメが上がってきた。ガンゾウでもない。「これってソゲ?」と上甲さんに確認したら、「1kgくらいありそうだから、大丈夫」とのこと。
 「釣れちゃったよぉ」とつぶやくとノブ船長も笑っていた。わはは、今年の目標は「釣れちゃったから釣ったへの変身」であるが、わはは、釣れたから好いのだって気持ちになるからまだまだ未熟者である。

 臼井丸さんでは出船時には氷を渡さず、釣れた魚はクーラーとかバケツに活かしておいて、最後に締めて陸で氷をもらうことになっている。私に釣られてしまったヒラメをバケツに入れて水を張る。
 いきなりバタバタっとあばれてバケツから飛び出し、上甲さんの足許に。わはは、脱走犯が続出するマダコ釣りみたい。
 「おとなしくしてなさい。こらこら。」となだめてバケツに戻す。

4.運と釣座

 そうか、釣り方は常連さんから学んだが、あわせ方とかを見ていなかった。とりあえず置き竿にして、常連さんの方を見る。
 ダイワのマダイ竿(30-310)を使っていらしたのだが、あきらかに前アタリと分かるアタリがある。すると、竿先を海中に送り込む。じっと様子をうかがって、ほれっと竿先を上げて載りを確認している。なるほどなるほど。
 置き竿は退屈である。今日は手持ちで頑張ろうと30号210cmのシャクリ竿も持ってきたのだが、海が荒れているのでこういう時はムーチングのマダイ竿の方が良かろうということで長竿にしてしまった。手返しが必要な訳でもないし、シャクリも要らない。時々底ダチを取り直すくらいで、少しずつ眠くなる。

 流し替えの時に上げてみるとイワシの腹だけ食われている。あらま。上針と孫針の間の美味いとこだけ食い逃げするとは。。。なんてこった。

 気を取り直して、イワシを付け替えて置き竿で待っていたら、竿先が不自然な動きをした。うむむ?とりあえず竿を手に取る。ゴツゴツとした生体反応がある。竿先を海中に落してじっと待つ。40数えるんであったろうか。ついつい数えるペースが速くなるのをこらえながら40まで数えた。
 なんだか良く分からないがしっかりとした引き込みがあったようなので、おりゃぁと竿先を上げると竿先がぐにゃぁっと曲がっている。
 よしよし。大丈夫。ドラグを締めてほれほれと巻く。巻いていると、左のおやぢさんがいきなり仕掛けを入れている。おひおひと思っていたら案の定、私の仕掛けと道糸が絡んでいる。おりゃっと仕掛けを上げて、ノブ船長にタモトリしていただいた。

 1枚目とほぼ同じサイズである。ううむ、釣れるもんである。不思議だ。
 船宿を出る時に、琴美さんに「がんばってね」と云われて、「去年魚を釣り過ぎたから今年は駄目でしょう。諦めてますから。わはは」と答えたら、「運だからよぉ」って女将さん。わはは、そうか運でしたよね、ヒラメ釣りは。活き餌の扱いが出来るようになったら後は、釣座と運が決め手のようです。
 昨夜、船に着いてみると右舷はクーラーが6つ並び、左舷は4つ並んでいた。右舷が好いというのは臼井丸の基本なので、右舷の胴の間に並んだのである。この時、右側にクーラーを置いた上甲さんを見てその左側にクーラーを置いた私。この何気ない所が岐路だったのである。そういえば昨年末のスミイカも、上甲さんが左ミヨシに入ったので私が右ミヨシに入って爆釣。。。釣りは釣座なのかなぁ。ううむ。

5.潮止まり

 その後、海も凪ぎて来たんだけど、それと同時に潮も動かなくなる。道糸が真っ直ぐ下に入っている。
 オモリが底に当たる感触をアタリと間違えて何度も竿先を送り込んだり、いろいろやってリズムが狂う。ううむ。
 ミヨシの常連さんたちもほとんどアタリがない。
 上甲さんのARセイバーにアタリ。さくっと巻いて上げてみると魚の色が違う。白と黒。ハタである。
 上甲さんは何度かイワシを取られてアタリはあったようなのだが、食い込まず辛い展開であった。こればっかりは運としか云えない。上甲さんは昨年31日に2枚釣って納竿となって上り調子だっただけに残念である。

 上甲さんが先日座った右舷ミヨシはやはり当たり席なのだろうか、結局6枚も釣られたようである。その右隣、つまりは私の左隣のおやぢさんはノーヒット。私が2枚。右隣の上甲さんがハタを1枚。その右隣の方が朝一で2枚。その右隣が1枚。そのままトモまでゼロ。
 朝一こそ潮が流れたが、その後潮が止まるとミヨシ側が有利となったようである。

 午後船がメバルだったら乗ろうかと話していたが、ハナダイ・ホウボウ五目だそうである。上甲さんは年末30日に乗ってたくさん釣ったそうで午後船はパスして、今日は上がることとした。

 船宿でカレーをいただき、ヒラメが上がらなかった上甲さんと大野さんは女将さんからイナダを1本お土産にいただかれて家路に就きました。

7.ヒラメは美味い

 さて、ヒラメである。初めて釣ったヒラメをどうやってサバクのかかみさんと本を見ながら勉強する。まずは頭を落してハラワタを抜く。この時、肝を崩さないで取り出して、水でさらすと好いのだそうである。続いてヒラメの外周に沿って包丁を軽く入れる。それから中骨に沿って切れ目を入れる。切れ目から身を剥がしていくと簡単に柵取りできた。これが5枚オロシだそうである。
 今日は刺し身を肝を巻いて食う。カワハギの肝和えは味が濃厚だが、ヒラメの肝和えはマイルドである。これはこれで美味い。
 刺し身を食わせてなかった息子に、初めて食べさせたが、「こんなうまいモン食ったことない」って顔をした。「もっと食べたい!」と珍しいことを云う。よしよし。
 頭はさっそく煮付けて身をはぎながら食べる。これまたとろとろで美味いのだ。

 頭とエンガワとでニコゴリを作ろうとしたが固まらず失敗。とほほ。

 かみさんには「浜値でキロ4000円、寿司屋で食ったらキロ1万円だぞ!」と自慢。寿司屋で1キロ食う奴なんかいねえよと思いつつ、わはは、残りの7柵をどうやって食べようかと考えるのである。最近昆布締めに凝っているかみさんは昆布締めを作りたがり、釣ってから2日間少しずつ熟成する方が美味いと思う私は刺し身で好いよと強調し、あとはムニエルとかフライにしようということに。楽しみである。
 どうして皆があんなにヒラメヒラメと騒ぐのかやっと分かった。ヒラメフリークのお仲間入りである。今年の目標は赤い魚でなかったかというのは、棚の上に置いておくこととしよう。わはは。



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