|
3月12日(金)会社での報告会を終え,一段落すると,にわかに先週末のヒラメ釣りの苦い記憶がよみがえり,とりあえず臼井丸ホームぺージをチェック,11日はなかなか良いようだ,明日もそんなに天気も変わっていないようなので,ひょっとして1枚釣るチャンス到来か?これまで会社では釣りに行くたびに次の週のはじめに釣果を聞かれるので,正直に教えていると会社の人からは,ボーズマンとかボーズ王とか,からかわれ,釣り仲間からはおまえと行くと釣れないとか言われあまり相手にされないので,今回は会社からこっそり臼井丸に電話を入れ,誰にも告げずに釣りに行くことに、逃げるように会社を出て,大原に向かう。 大原に着くと腹も減ってきたので,食事を取ることに決める。 大原には,いつも食事を取るところがあり,その日もそこでいつもの鰯のてんぷら定食をたべる。鰯の天ぷらは翌日の釣りの時、思わず船酔いで海に吐いてしまっても,いわしの破片が海に散らばって,ヒラメの活性があがるのである。というのは嘘である。しかし鯛釣りをする人でこの目的のために前日にエビを食べる人がいるとか。 食事も終え,車を駐車場において,船宿に向かうが,いつものように途中の恵比寿さんに手を合わせて明日の大漁を祈願する。 宿ではおかみさん(船長のお母様)に迎えてもらい、腰を落ち着かせる。 興味深いおかみさんの話しに耳を傾けてしばし時を過ごす。11時寝床。 明日,釣れなくても気にすまい、またチャレンジするさと,とりあえず高まる期待をぐっとこらえて。 3月13日(土曜日)4時半起床。あわただしく身の回りの支度をして船へ。当日船は13人,常連さんに笑顔で迎えられ,船長には挨拶され,すこし恐縮して,右舷ミヨシに座る。餌となる生き鰯を積み込み5時半出船。海はうねりがある。しかし先週ほど風がない。それでも走行中海水を浴びるので船尾で待機。30分後ポイントへ到着。なれない手つきながら,なんとか鰯の口に針を通し,孫針を肛門付近にちょん掛けして,投入。 揺れる船上で両足を踏ん張りながらなんとか手持ちで釣りをする。 最初のあたりは投入後すぐに来た。それは一瞬の根が掛かりを想わせるもので,すぐに上げると,何も感じなくなった。思えばこれまでヒラメを釣ったことがないので,どんなものか分からなかったが、今にして思えば全部ではないがヒラメ釣りの最初のアタリが,小さい物では根にぶつかったか食いついたか分からないような感じで,直後にあわせると,そのままさよならしてしまい,逆にじっとしていると何かにぶつかるような感触の後,不規則なアタリが来るように感じた。これがマトウダイのアタリとの違いではないだろうか?マトウダイにはこのぶつかるような感触がない。後に完全に底をきって釣ることによって確信しました。勝手にそう思いこんでいるだけかもしれないけど。 その後数度の投入後,今度は明確な鋭いアタリがあり,不規則な振動が続いた後,竿が引き込まれた。ゆっくりと竿をたてて,リールを巻き,船長にタモ取りしてもらって無事に1枚をゲットしました。その後もアタリが続き中〜小型2〜3枚追釣する。ようやくボーっとした頭がすっきりしてきて,この現実につくづく驚く。そう、あっけなくボーズ記録を脱したばかりでなく,信じられないことに追釣している。しかもまだ9時にもなっていない。う〜ん今日はこれで満足と思っていると左舷の方で2kg級のヒラメがあがる。それを見てめらめらと闘志がわきあがり,今度は僕も同クラスを1枚と,底を完全に切って釣り始める。本当釣り人の欲求というのは際限がない。しかもこの願いも,その日は運があったようで,30分後竿先が海面につきささるような強烈なアタリがある。大物の予感。びっくりして大きくあわせると,すっぽ抜けてしまった。しかしあわてて底に落とすと何と針がかりしてくれ,良型の魚信に思わずニッコリ。めでたく同クラスを船長にタモ取りされる。本当にラッキー。 その後も釣れ続け,10時半時点で,超小型1を含めヒラメ7枚とガンゾウ1枚,これだけ釣ればさすが強欲な僕も,置き竿に切り替え,周りの様子に注意を払うようになった。周りもアタリがあり右舷胴の間の人は,2kg超級を一枚とりこんだ後,続けて同サイズを取り込むのが見えた。右舷トモから2番目の人は最初根が掛かりしたように見えたが、何か大きな魚が掛かったのか,格闘の後,針を持っていかれて,悔しがっていた。右舷ミヨシから3番目の人は最後まで置き竿釣法でとおし,本人は横になりながらうたた寝。気付くと竿が水面に突き刺さっていて,終了間際に大物をゲット。僕の方は置き竿でおわりを待っている間にも,大きなメバルが2匹も釣れ,終わって見れば,クーラにいっぱいの釣果であった。 本当にこんな日ってあるんですね。たしかその日の夜テレビニュースに鹿島で17kgもある巨大ビラメが釣れたことが放映されていましたが,この日は僕の釣行の中でも,忘れられない1日となりました。 後日談=15日大量の釣果の一部で,就業後,会社の人と飲み会となり,宴会の一人がいやあ〜本当にうまい,永井が大原で買ってきたヒラメは本当にうまいと言いだし。これは聞き捨てならんということで,これはオレが釣ったの,というと,あれ,おかしいな,確か持ってきた器には大原のなんとか水産って書いてなかったっけ?そんなこと書いてあるわけない,これは本当にオレが釣ったの,と更にいうと,ではと言うことで,買ってきたという証拠もない代わりに永井が釣った証拠もないわけで,永井のいつもの腕じゃあ,信じられないなあ,とまわりも笑いながら納得の様子。 では,と言うことで,次回はカメラ持参で再挑戦しようと思っています。 今回こんなに釣れて、次回もまた釣ろうというのは、虫の良い話しではあるが。 おしまい |